微生物学実習・歯学研究演習
入門編
微生物学実習では、はじめに細菌の基本的な性状と取扱いについて体験し習得してもらいます。
基本的な実験手技を学び終えると、う蝕の発症メカニズムを実習室で解析し、実験的に体験する過程へと進みます。「口腔細菌学講義」で学んだ知識を活用し、う蝕発生の機序を明らかにして下さい。
応用編
さらに、一人一人の学生に異なる口腔レンサ球菌を配布しますので、実習の入門編で体得した手技を用いて、各自のレンサ球菌を同定し、その過程を考察してください。併せて、臨床の場におけるう蝕病態との相関についても理解を深めてください。
近年では、歯科領域の感染症(う蝕・歯周疾患等)において、バイオフィルムという概念が導入されています。
「アドバンスド実習」では、最新の光学機器等を用いて、実験的なバイオフィルム形成と性状解析も体験できます。
実習を通じて、実験や研究に興味を抱いた学生さんは、いつでも「微生物感染症学」の部屋を訪ねてください。課外の研究活動を歓迎・サポートします。
なお、安全な実験操作のため、各種の筆記試験で合格していることが、実習へと進む要件となります。
実習参考図書