2015年12月30日
2015年最後のご挨拶
2015年のMIDも本日で業務終了の予定です．新潟大学歯学部は学部の大改修を終え，最後の玄関前の外構工事も完了しました．今は冬色の芝生ですが，入学式を迎える頃には，緑明るいエントランスになると思います．
また，医歯学総合病院までの外通路に関しても，横断歩道を再整備し，安全かつ利用しやすい形態に修正されました．学部創立50周年にふさわしい締めくくりになったと思います．
2016年は，ハードが全て完備した段階でのスタートとなります．教職員と院生・学部生が一体となって，新たな新潟大学歯学部の51年目を刻んでいきたいと考えています．
2015年12月27日
年末の課外実験
今年の年末も，冬休みを活用して『課外実験』に励む学部生さん達がMIDに集っています．当分野を開設した際に掲げた「自ら学ぶ」の実践が，『課外実験』であると考えています．この考えは，新採用した教員の先生達にも受け継がれています．そのため，各学年の学部生がMID教員を慕い，研究室に若い活気を与えてくれます．
実験歴2年の歯学科4年生さんは，手元が安定し操作も正確です（↑）．そして，実験ノートも整理され要所を抑えた記載に仕上がっています（↘）．
学生実習のフォローで参加した歯学科3年生さんは，楽しそうにアドバンスド実習に取り組んでいます（↙）．年が明ければ，いよいよ新研究室へ移転です．
2015年12月24日
新教科書「口腔微生物学・免疫学 第4版」の完成
本日，平成28年度からの「微生物学 �機Ν供弭峙舛濃藩僂垢襦惴�腔微生物学・免疫学（第4版）』が完成しました．クリスマスイブに合わせての上梓となりました．
第4版では，第3版以後の新しい知見が盛り込まれる一方で，重要度の低下した古い記載を削除する改訂を試みています．新しい時代の歯科医療人に必須な教科書となったと考えています．
また，各論的な改変箇所としては，『学修のしやすさ』を考慮した「用語集（↑）」と「リンク集（↙）」の追補が挙げられます．次年度シラバスも本教科書と関連付けを行い，予習と復習のポイントを明示する予定です．
2015年12月21日
仮ラボ 最後の大掃除
約２年を過ごした仮ラボも残り1ヶ月の滞在となります．新研究棟への移転を前に，最後の大掃除を行います．
とは云っても，退出後の使用者も未確定であるため，不要物品の廃棄に重点を置く大掃除となります．
そして，移転後まで使わない備品は，ダンボールにパッキングします．
2015年12月17日
H28年度講義日程の作成中
新潟大学歯学部では，恒常的に授業カリキュラムの点検と改訂を行い，より良い学修を目指しています．私たちの授業担当科目についても，新たな歯学教育の観点から見直しを進めています．
時を併せて，歯学科3年の通年授業で使用する教科書も「口腔微生物学・免疫学（第4版）」へと全面改訂します．新しい時代を担う歯科医療人の育成を見据え，自主学修や予習のしやすいシラバスを推敲しています．
2015年12月16日
秋冬の祝事
この秋冬は，当MIDメンバーがよく表彰されました．教育にも熱心に取り組んでいる中で，それぞれが研究面の評価も受けるとは慶ばしい限りです．
2015年12月15日
FD講演会：歯学系共用試験について
12月9日に，歯学部講堂で『歯学系共用試験について』のFD講演会を開催しました．
歯学部講堂は，上下写真のように広く新しい講演場です．新潟大学歯学部の特色のひとつとして，教員と事務職員の向学意識の高さが挙げられます．この広い講堂が，FD開催の度に満席となります．
今回FDでは，県外から専門家の先生にお越しいただきましたが，高いFD出席率に驚かれていました．ご講演内容は，歯学系に留まらない広汎な医療系共用試験の背景や課題，そして将来像までに及びました．非常に勉強になるお話をありがとうございました．
2015年12月9日
H27基礎科学演習：第14日目
歯学科２年の「基礎科学演習」も中盤に差し掛かりました．中盤では，一人一人に「感染症の模擬カルテ」が渡され，自分で考えた実験を組み合わせて，疾患の原因微生物を突き止めることを行います．今日は，各自に課された ”謎”を調べる実験系を考え，解析に使用する培地を作製しています．
「基礎科学演習」では，毎年 新たな驚きがあります．今年は，作製培地を覆うアルミ箔にユニークなイラストを描いて，作製者と実験系のマークとしていました．教員には思いつかない，なかなかのアイデアです．
それぞれのイラストは，『画伯』レベルでしょうか？ 楽しみながら実験をする姿に，良い刺激を受けました．
2015年12月8日
医学研究発表会：MID編
新潟大学医学部では，約2ヶ月間の研究室配属の実習があります．その一環として，海外研究室での実習を選択することも可能となっています．米国UCSDで小児感染症の研究実習を行う医学部生さんが，「予習」をするために当MIDで短期の研究体験を行っていました（医学部小児科の教授の先生からのご紹介です）．この度，当該学生さんが無事にUCSDでの研究実習を終えて帰国し，その研究成果をポスター発表してくれました．
まず，学部生さんとは思えないハイレベルな成果に驚かされました．そして，教員からの厳しい質問にも見事に応対してくれ，二重の驚きを与えてくれました．この医学部の良い教育システムは，次年度から始まる「歯学科新カリキュラム」の見本とさせてもらおうと思います．
当該学生さんは米国の指導教員と主任教授にも勧められ，３月の日本細菌学会でも発表いたします．関係の先生には，活発な質疑をお願いできればと思います．
上写真は，学生さんからのお土産＝「白血球のぬいぐるみ」です．『素晴らしい発表とユニークなお土産をありがとうございました．』
2015年12月4日
課外の研究と自習
MIDには，授業終了後に研究や自習に来る学生さん達がいます．
今日の自習は，解剖学のようです（↑）．自習が終わると，夕飯も忘れて研究を進めてくれます．今も実験室では，学部生さんが頑張っています．
2015年12月1日
歯学部正面玄関前の整備工事
新潟大学歯学部の大改修工事で最後に残った『正面玄関前整備』が行われています．
学部玄関へアプローチする歩行者と車両の導線を整理し，緑を植えて明るい外構に仕上げる計画です．クリスマス前の完成が予定されています．
2015年11月30日
歯学部 新E棟：内装編その５
新潟大学歯学部 新研究棟のレポートです．『レジリエンス ラボ』スペースの実験台が，順調に設置されています．
上写真が，「一般的なバイオロジー研究エリア」で４つの研究ユニットの稼働を想定しています．下写真が，「組換え遺伝子実験エリア」で６つの研究ユニットの使用を見込んでいます．
各実験台には，卓上で小機器を使用することを考え，ゆとりある電源設置をしています．また，試薬溶液を使うことも想定し，液体が天板に流れても漏電事故が生じないデザインとしています．2016年に入ると，仮ラボからの引越しが始まります．
