年末も押し迫ってきましたが，インキュベータ−の中は"まだまだ実験中"のサンプルがいっぱいに詰まっています．

　
　早めの大掃除のお蔭で，ルーチーンの試薬類はさらに使い易くなっています．

　
　各種Buffer類は，取り間違えを防ぐ工夫や並べ方の配慮も施され，作業効率が高まっています．

　実験の合間を縫って，大学院生さんが新潟で有名なケーキ屋さんへ買い出しに行ってくれました．人気店だけあって，ケーキの多くは売り切れだったようです．さらに，別の院生さんが新潟銘産のル レクチェをプレゼントしてくれました．

　
　今日はクリスマスと云うことで，ケーキを囲んで夕方過ぎに医局ティーパーティを行うことになりました．ケーキの数が足りないことには，知恵で対処します．これまた別の院生さんが，数学の図形問題を思い出しながら，"等分カット"を試みます．

　
　さて，無事に二等分できたでしょうか (↓)？　院生さん達のお蔭で，とても楽しいクリスマスとなりました．

　海外で活躍中の先生から素敵な『クリスマスカード』を頂戴しました．
　USAの先生からは，美しいイルミネーションのツリーです（↓）．

　屋外のLEDディスプレイも大変に綺麗です（↓）．

　
　こちらは，ヨーロッパの先生から歴史感じる街並みの写真（↓）を頂きました．

　皆さま，ありがとうございます．

　MIDで今年度に導入した器機のうち，研究の助けとなった優れた製品のレビューです．以下３点は どれも国産であるためトラブル時の対応も早く，性能・信頼性・安心感が高いという点が気に入っています．

『その１：ワイヤレスDNA微量定量装置 Malcom ES-tablet』
　Android/Windows-タブレット，スマートフォン そしてWindows PC対応の「ワイヤレスDNA微量定量装置」は，従来型の機械的性能をそのままに ユーザーインターフェイスが改善され 抜群に使い易くなっています．日々のルーチンワークであるDNA定量とそのデータ管理（スマホやタブレットから卓上のPCへ転送可能）が，とても便利でスムーズになりました．そのうえ，MID専用カラーでのオーダーにも対応して頂けましたので，愛着も"ひとしお"です．

『その２：電気泳動ゲル撮影装置 アムズシステム STAGE-2000』
　コンパクトかつ多機能，そしてリーズナブルな「ゲル撮影装置」です．様々な波長の光源が装備されており，DNAゲル・SDS-PAGEゲル・ 96well-プレート・紙媒体等の撮影が可能です．上部デジカメとして，国産の新しい高性能モデルが付属してきます．何よりもアフターサービスが極めて良いため，使用時の安心感に優れています．コード類の取り纏めにまで拘り，使用時に各種配線が干渉しない設計がされているのも"国産ならでは"です．

『その３：超純水装置 Advantec RFDシリーズ』
　ラボ立ち上げ時からの念願であった「超純水装置」です．やはりアフターサービスに優れており，安定した高性能も約束されています．UIが液晶タッチパネル化されており，学部学生さんにも分かりやすく好評です．頻用するイオン交換水の蛇口とホース取付け部は，"さすが"と感心する工夫がされています．

　研究室の大掃除が完了し，ラボ全体がきれいに整頓されました．清掃後のラボでは，早速 実験が始まります．

　調製しなおした各種buffer類も整然と並びます．

　クリーンベンチと安全キャビネットも分解清掃を行い，一年分の汚れを落としました．次年度の清浄かつ安全な実験準備は万端です．

　年末の最終週は特別講義や各種委員会が予定されているため，少し早めではありますが『大掃除』を実施しました．
　共同研究チームの臨床分野の先生方も参加して下さり，朝一番からラボ全体の清掃を開始しました．

　
　大掃除の難題であった「フリーザーの霜取り」は，准教授の先生が斬新なアイデアを出してくれました．
　下写真の方法は，簡便かつスピーディー，しかも機器本体を傷めないものでした．

　
　毎週金曜日には定期清掃をしていますが，それでも随分と多くの廃棄物品が集まりました．

　センター試験まで，残すところ一ヶ月となりました．新潟大学では，本学への入学を志望される学生さん向けに大学紹介・学部紹介PVを配信しています．

　
　右上リンクのPVを閲覧しながら，新潟大学での学習・生活イメージを膨らませていただき，勉強のラストスパートに繋げて下さい．

　
　来春，「学びの意欲」に溢れる新入生さん達と出会えることを楽しみにしています．

　非常勤講師の先生が，ご実家の名産りんごを箱一杯に携えて来校中です．医局全体が，りんごの爽やかな香りで包まれています．

　
　膨大な検体数の解析実験を行うために，日本各地をサンプリングして廻り，ラボで検体保存とDNA解析を実施します．今回解析分は，甲信越エリアの検体になります．

　
　MID常勤メンバーとの共同研究であるため，スタッフ全員で賑やかに実験を進めています．

　2013年のMIDは，教員1名の寂しい体制・仮移転した何も無いラボから開始しました（右下のリンク）．4月以降，実験台や機器を少しずつ揃え，教員が順番に着任し，大学院生さん達が本格的に研究を開始するようになると，学部学生さん達の出入りも増え，ラボが賑やかになってきました．

　
　そのMIDスタッフだけでなく，他教室の仲間たち，事務室の皆さまの力添えがあって，年初に立てた授業・研究の目標やラボの立上げ計画が，十全に達成できたと感じています．

　そこで，感謝の気持ちを込め，クリスマスディスプレイを行うことにしました．初めて行う飾り付けであるため不十分な点もありますが，スタッフや仲間の皆さんに補って貰うのが，MIDらしくて良いかと思っています．アイテムやアイデアをお持ちの方は，どんどん手を加えて下さい．

　新潟市内では 昨晩より小雪が舞っていましたが，今朝には雨へと変わり 殆ど積雪もありませんでした．今日の午前中は，定例のMID研究ミーティングを行いました．

　
　大学院生さん達は，2013年度からが本格的な実験スタートでしたが，年末にもなると興味深いデータを発表してくれる様になりました．ミーティングの席で得られた提案やコメントを踏まえ，2014年に向けた課題設定をお願いしたいと思います．次年度は，院生さん達が筆頭著者となる英語論文の投稿を目標に掲げたいと考えています．

　スウェーデン滞在中のMID仲間から，カロリンスカ研究所で行われたノーベル賞受賞講演のレポートが届きました．

　
　『1000人収容の会場が満席＋立ち見ありの大盛況だったようです．それにしても， Lectureの中で受賞者の方が同僚や家族を紹介し，感謝をよく述べていましたが，研究の成果とは家系図のように先代の方々や多くの仲間の発見の繋がりで成り立っているのですね．招待客だけで，相当な人数がいらっしゃいました．笑いをとりながらの発表…もはや賞を取ったあとなので，フィギュアスケートでいうエキシビジョンのような和やかな講演でした．』

　
　年末のMIDラボに遊びに来てくれるとのことなので，直接 様々なことを伺えることを楽しみにしています．

　歯学科2年生の基礎科学演習も10回目となりました．前回までは，基本的な実験手技の習得に主眼を置いていました．今回からは，学生さん自身が興味のある研究テーマを設定し，ペアを組んで課題の実験を進めていきます．

　
　はじめに，学生実習室に移動し，各ペアが行ってみたい実験をホワイトボードに書き出します．ライターの先生達は，「できること」「できないこと」に捉われない課題設定を促しているため，自由な発想のテーマが並びました．

　
　学生さん達の「仮説通り」に実験が進むのか，あるいは思うように進捗しないのか，さらには，どのように問題点をクリアーしていくのか，様々な経験をして色々と考えて欲しいと思います．自ら考え 主体的に学ぶ『学修』こそが，MIDの教育・指導モットーです．