2014 年2月24日

研究ディスカッション

　医局の本棚裏に貼付けたホワートボードシートを利用して，研究アイデアや実験デザインを描いておきます．

　
　時折，スタッフがそれぞれのアイデアを追記し，何人か集まって討議を始めます．三人寄れば文殊の知恵とは良く云ったものです．様々な角度で検討を加えることで，研究アイデアが拡がり 実験デザインも固まっていきます．現スタッフになって７ヶ月が過ぎ，研究ディスカッションは任せられる様になりました．

　次ステップで，実験で必要な大型施設などの手配を考えるのが，PIの仕事ですね．

2014 年2月21日

新潟県立新発田病院 検査科の皆さま

　昨日，新潟大学の北に位置する新潟県立新発田病院 検査科へ伺いました．１年半前に新潟大学へ着任した際に，研究試料を分与して頂き ご縁ができました．今回もMTAを取り交わし，新たな研究試料の分与をお願いすることができました．

　
　新発田駅の正面に移転した同病院は，新発田市唯一の機関病院として 県と医師会の皆さまの協力で設立・運営されています．美しい外観と清潔な各科が印象的でした．建物内の写真は掲載しませんが，省エネかつ患者さんに優しいLED間接照明が全館に装備され，病室の内装も入院患者さんが安心して過ごせるような色調や空間レイアウトに整えられていました．

　
　要件の研究試料の分与に際しては，検査科の皆さまだけでなく，病院の第一線で活躍されるICNを有するプロフェッショナルな看護師さんのお話も伺うことができました．貴重なお時間を割いて頂いたことを肝に銘じて，研究を進めて参ります．また，恩返しをするためにも，同病院附属看護学校にて，しっかりと感染対策や微生物学の授業を行う決意を固くいたしました．
　『新発田病院の皆さま，ありがとうございました』

2014 年2月20日

ルツェルン

　チューリッヒ大学留学中の教え子から，美しいスイスの写真とメールをもらいました．先日，優れた研究成果が国際的な学術雑誌に受理され，無事に留学成果を出せたようです．

『ルツェルン近郊に山登りに行ってきました（↑↓）．
山々の景色はさすがスイスと言わんばかりの素晴らしいものでした．
最近は重たい一眼レフに代わり，iPhoneが大活躍していますが，これがなかなかの優れものです．』

　
　ルツェルンの街並は中世の趣きを残し，とても美しかったと思います．市街地の写真も期待しています．

2014 年2月19日

医歯学系キャンパスの工事：2014年2月

　新潟大学の医歯学系キャンパスでは，歯学部・医学部・総合病院の３ヶ所で工事が進行しています．歯学部では，H棟まである区画のうち AB棟部分の工事（↓写真左の建物）が佳境を迎えています．

　
　総合病院の前面区画では，駐車場ならびに自動車の乗降スペース（↓）のレイアウトが分かる様になってきました．

　
　さらに，病院玄関から続くバスターミナルとアメニティモール（↓）も外観が完成に近づいています．それぞれの工事が完了するまでは，現況の駐車場に入庫する待ち時間があり ご迷惑をお掛けしています．ご来校の皆さま，竣工までの暫くの間，宜しくお願いいたします．

2014 年2月18日

論文抄読会

　MIDでは定期的に「論文抄読会」を行っています．最新の研究について学ぶだけでなく，プレゼンテーションに必要な資料作りや発表技術の習得も目標にしています．

　
　今回は，素敵な差し入れを頂きながら，学術論文を精読いたしました．いつもお気遣いをありがとうございます．

2014 年2月17日

ロッソ

　欧州留学中の先生から，クロアチア ドゥブロヴニクの写真とメールを頂きました．

　「有名なジブリ映画”紅の豚”の舞台だそうで，『さすが世界遺産だ』と思う街でした．また，独立戦争記念博物館にも行ったのですが，1995年まで独立戦争をしていたとのことで，割と最近の話で何ともいえない気持ちになりました．」

　日々の研究生活やラボメンバーとの交流レポートもあり，楽しくメールを拝読しました．留学生活も折り返しに差掛かると思います．安全と健康第一で頑張って下さい．

2014 年2月14日

H25年度 基礎科学演習：最終日

　MID基礎科学演習最終日は，各自の実験に関するプレゼンテーションを行いました．初めてのPCプレゼンテーションにも関わらず，それぞれがレベル高いPPTファイルを準備してきました．PPT作成センスが抜群で，画像の組込み方や色使いが学部２年次とは思えない『大学院生レベル』の学生さんもいました．プレゼンテーションについては，相互の発表を聞くことで，各自の課題が自分でも分かったのではないでしょうか．

　研究課題については，皆がオリジナリティ溢れるテーマを掲げてくれていました．今年度の学生さん達も，当分野の授業目標である『自主的に楽しんで学ぶ』を実践してくれていたことに満足しています．

　
　それから，"何も言わなくても" 発表会の準備と片付けを行ってくれたスタッフの皆さんにも感謝いたします．基礎科学演習でMIDを選択した学生さんの『基礎科学演習の体験記』は，後日に本HPから発信いたします．

2014 年2月13日

大学院生の実験提案

　大学院一年次の学生さんから，実験計画の提案を受けました．指導教員の先生のアドバイスを盛り込み，急遽，ホワイトボードにプレゼン準備を整えます．

　
　細かな課題もありますが，次年度に向けた積極的な姿勢に感銘を受けました．若い日の自分が，「医歯系の大学院一年は，指導教員の指示を受けるだけ」と思い込んでいたことを反省しながらも，今の大学院生さんに頼もしさを感じた一日でした．

　材料の収集についても，教員の指導下で院生さん主体で取り組んでもらおうと思います．

2014 年2月12日

2014年 新潟大学入学者選抜へ向けて

　先週，2014年の国立大学入学者選抜の出願が締め切られました．志望校が確定し，受験生の皆さんは勉学への熱意と決意も高まっていると思います．それでも，入学後の生活には，不安を感じたりすることがあるかもしれません．

　新潟大学では，様々な学生サポートの体制を整えています．その内容は，ホームページからも閲覧できます．サークルや各種学生活動（↑）の他，学生支援（↓）についても情報を掲載しています．

　　
　新たに「グローバル人材育成」についてもプログラムを開始しています（↓）．入学後の生活を感じてもらい，安心して入試勉強のラストスパートに励んでほしいと思います．

　４月の入学式で，意欲溢れる新入生の皆さんと出会えることを楽しみにしています．

2014 年2月11日

１年半前：着任時の研究室

　ひとつ前のNEWSに記載した「研究室の定期清掃」を，１年半前のラボの様子から再考察しました．研究者は床掃除などに励まない「欧米スタイル」を地で行っていた『着任前』の様子です．

　予算の問題もあり，清掃スタッフを雇用しない（or できない）ことが一般的な日本の国立大学で「欧米スタイル」を貫くと，こういう結果を生むようです（↑↓↓）．勿論，現在のMIDではありえない光景です．

　事故の無い安全な研究室運営，精度の高い実験を行うためにも スタッフ自らが「ラボの定期清掃」を続け，財源負担者の皆さま方に 安心して頂けるよう務めていきます．

　『研究環境を整える大切さ』については，准教授の先生が来月の日本細菌学会総会の若手向けワークショップでも発表します．関係者の皆さん，是非ご聴講ください．

2014 年2月7日

毎週の定期清掃

　MIDでは，毎週金曜の朝一番にラボ清掃を実施しています．「グローバル化」が盛んに唱えられる昨今では，研究者自らが「掃除」をすることは『国際的』でないのかもしれません．

　
　普段ラボを使う教員と院生さんが，自分たちの研究スペースや器機を清掃することで物品への愛着が生まれたり，ゴミを纏める時には使った試薬の量を再確認できると信じています．

　
　開設１年半にして，スタッフが率先し，かつ楽しく清掃に取り組むラボとなりました（開設時の様子は，また後日にご紹介します）．

2014 年2月5日

共焦点蛍光顕微鏡の分野合同説明会

　2月4〜5日に，学部保有の共焦点蛍光顕微鏡の分野合同の説明会を行われました．
　一年半前の新潟赴任時に，「自分に求められていること」と「自分ができること」を自問し，「個々の研究室を結びつけ，学部全体の研究アクティビティを高めること」に辿り着きました．

　学部内のネットワーク力が高い特任助教の先生の助けをかりて，様々な分野の先生と知己を深めました．今では，『分野横断の中堅若手勉強会』が10の研究室にまで拡がりました．この顕微鏡合同説明会は，『勉強会』の成果第一段になります．

　個々の研究室から学部全体へと立ち位置を上げて，人材も器機も大きなくくりの中で有機的・有効的に協力し合えればと願っています．そして，新潟歯学部発の研究成果を数多く報告したいと考えています．

　今回の共焦点蛍光顕微鏡の合同説明会は，様々な分野の先生の申し出と連携，ご協力で開催して頂けました．本当にありがとうございました．