新潟大学大学院医歯学総合研究科微生物感染症学分野新潟大学微生物感染症学分野

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ニュース2012-2015

 

20141224

No_473 ご案内:「新潟大学 研究企画室 -URA-」の新ホームページ

 2014年は,新潟大学URAおよび研究企画室の組織や運営が大きく変わった年でした.2012年に,国策で新たに誕生したURAは,大学執行部側にとっても教職員にとっても未知の職種でした.そのため,職域を一から定義し,業務や役割を創造していく必要がありました.

 
 翌3月には,3年プロジェクトとしての区切りを迎えますが,この1年でURAは実績と発信力を高めながら,本学での存在感を増したと思います.一番の要因は,国内財源が厳しい中,外部研究資金の獲得が増えていることですが,全学レベルで中堅有望教員を選出し ネットワーク化したことも大きな貢献だと考えられます.

 
 上リンクのURA新HPからは,学内限定の様々な研究支援情報がアップされています.どの情報についても,URAメンバーが「教員目線」で推敲を重ねて丁寧に作成しています.是非,HPを訪問のうえ ご活用ください.

20141222

No_472 H26基礎科学演習:第十一日目

 本日の『基礎科学演習』では,はじめに,授業アンケート(無記名式2種類)を実施しました.

 
 大学公式の授業アンケート(マークシート版)は,期末ごとに大学本部で集計され,次年度授業へのフィードバックが掛けられます.もう一枚の青色アンケート用紙は,やはり無記名ですが,自由記載形式で大学ではなく 教員へ直接提出します.青色アンケートでは,学生さんの本音が多いように感じられます.新潟大学歯学部では,複数のアンケートと過日のFDWS成果を元に,毎年 授業改善に取り組んでいます.

 
 その後は,学生さん自身のオリジナル課題で『基礎科学演習』を進めます.今日も活き活きかつ笑顔で実習が進んでいます.

20141219

No_471 2014年 新潟大学歯学部歯学教育ワークショップ その6

 『第8回 新潟大学歯学部歯学教育ワークショップ(FDWS)』2日目の発表時間が始まります.MID准教授のプレゼンテーションには,迫力と熱意が感じられます(↓).

 
 その発表を受けて立つ,別グループになったMID助教の質疑タイムです(↓).やはり,初日以上の迫力と鋭さが感じられます.

 
 昼を過ぎた頃,二日間のFDWSも閉会式を迎えました.本学のFDWS顧問の先生から,総括と評価が伝えられます.嬉しいことに,数値化される向上度でも大きな値を示していました.修了書を手渡された受講生の先生方は,開始時に想像できない程の笑顔と充足感で溢れていました.本FDWSの経験を元に,参加教員の皆さまが,「学生さんにとって より良い授業を行う」意識とスキルを発揮されることを信じています.
 『参加者と運営者の先生方,お疲れさまでした.』

20141218

No_470 2014年 新潟大学歯学部歯学教育ワークショップ その5

 『第8回 新潟大学歯学部歯学教育ワークショップ(FDWS)』の2日目は,日曜の朝8時開始です.運営メンバーは,さらに早い時間から会場準備を行います.懸念されたかつ降雪は小康状態で,晴れ間が見える時も有りました.

 
 朝一番は,前日課題の続きをグループ討議します.ダイナミックにホワイトボードを使いこなし,議論のポイントを相互に分かり易くする工夫も見えてきました.

 
 MID准教授のグループです(↓).発表ポスターの作る姿も「活き活き」してきました.

20141218

No_469 2014年 新潟大学歯学部歯学教育ワークショップ その4

 『第8回 新潟大学歯学部歯学教育ワークショップ(FDWS)』の初日午後は,プレゼンテーションが複数回続きます.グループワークの相互討論にも活気が生まれ,口演もフォーカスが絞れてきたようです.授業経験の抱負な中堅教員の先生は,FDWSの意図さえ掴めば,見事な発表を披露されます.

 
 FDWSの初日最後のレクチャーを担当します(↓).参加自体が初めてであったため,当日の5回のセッションを聴きながら,会場でリアルタイムに説明スライドを修正していきます.

 
 夜半になって,1日目のカリキュラムが修了の時を迎えます,参加者の皆さんは,最後まで事後課題に取組みます,この頃には,朝と比べて 明らかに皆さんのFDWSへの理解度と意欲が高まっていました.終了時刻後も複数のグループが討議延長を希望されているのには,大いに驚かされました.さらに,運営メンバーは夜遅くまで片付けをし,翌朝早くの事前準備も行います.
 第2日目の模様は,「その5」以降でレポートいたします.

20141217

No_468 2014年 新潟大学歯学部歯学教育ワークショップ その3

 いよいよ,『第8回 新潟大学歯学部歯学教育ワークショップ(FDWS)』の初回プレゼンテーション時間となりました.各グループで作成したポスターを作業室から発表会場へ持ち込みます.

 
 グループごとに選出した口演者が,まずは全体説明を行います.その後に,個々のメンバーも補足で説明します.慣れない課題な上に 細かな時間設定もされているため,全てにぎこちない印象が拭えません.それでも,運営メンバーがスムーズな討議を誘導し,次のグループワークへと繋がる視点も養います.

 
 FDWSでは休む間もなく,次々と課題が示されます.初日は,各班に6つのテーマが与えられ,発表が無い時間も事後レポートに追われます.それでも,参加教員の皆さんは「学生さんに良い授業を提供したい」という想いで,寸暇を惜しんで作業に向き合います.徐々に,そして確実にグループディスカッションは熱を帯び,全員がレベルアップして行く様子が分かるようになってきました(↓ 傍観するメンバーの姿は もうありません).

20141216

No_467 2014年 新潟大学歯学部歯学教育ワークショップ その2

 『第8回 新潟大学歯学部歯学教育ワークショップ(FDWS)』の開会式が終わり,初日最初のレクチャーが始まりました.学部長・研究科長が,日本の歯学部や国立大学法人を取り巻く課題を提示し,その解決のために本FDWSが重要な役割を果たすことを概説されました.

 
 参加者の皆さんは,FDWSの必要性を頭では理解されたようでしたが, 心では完全に納得されていないようにも見受けられました.さて,いよいよ 会場を移動してのグループワークが始まりました.進行サポーター役のタスクフォース教員が,時間配分や課せられた作業について,最低限度の説明をします.しかしながら,グループワーク中はタスクフォース教員のアシストは無く,参加者が自主的に作業を進めない限り,課題は進行しません.

 
 はじめは,ぎこちない個人作業で始まった参加者同士も,グループ課題遂行の必然性に駆られ,討議や協調しての作業へと転換していきます.手元マニュアルには,歯学部課程では聞いたこともないような「教育学の用語」が羅列されています.それでも,「歯学部生の教育に役立つなら」という一念で,慣れない「教育学」と向き合っていきます.次の時間は,完成させたグループワークを全ての参加者と運営者の前へ掲示し,説明プレゼンテーションを行います.
 その詳細は,「その3」でレポートいたします(↓ まだ,どうしても傍観してしまいます).

20141215

No_466 2014年 新潟大学歯学部歯学教育ワークショップ その1

 先の土日に,『第8回 新潟大学歯学部歯学教育ワークショップ(FDWS)』が開催されました.全ての新任教員に対して,「学生さんにとって より良い授業を行う」知識やスキルの向上を図ることを目的にしています.そのためには,基礎臨床などの科目を超えた 新潟歯学部としての意識の共通化問題の共有化が重要となります.そこで,レクチャーだけでなく,グループワークを組合せたワークショップ形式のFDを行っています.

 
 土曜かつ早朝スタートであったうえに,大雪となりました.様々な負の要因が重なり,参加者は一様に「どうしてFDWSに参加しなくてはならないの?」という表情です.MIDは完全リニューアル教室ですので,准教授と助教の両先生も自動的に参加となります.私は新任受講生かつ運営側のダブル参加となりました.

 
 一般集合より前に,口腔生命福祉学科の運営委員の先生が,会場となった歯学部の玄関や各会議室を開錠していきます.そして,他の運営メンバーも会場やレクチャーの準備を整え,参加者を待ちます.前述の様に,参加者が消極的であろうことは織込み済みですが,初参加・初運営の立場としては,少々心配な時間でもありました.FDWSの模様は,この後の「その2」以降でレポートいたします.
 
 本HPを閲覧している学生さんには,新潟歯学部の教員たちが真剣に教育と向き合い,最高の授業を届けたいと努力していることを知ってもらえればと思います.そして,教育や研究に興味を抱いたら,大学院へ進学し 私たちと同じ教員の列に加わって欲しいと願っています.

20141211

No_465 正確に分かりやすく

 所属学会の先輩教授のご著書を頂戴しました(↓).ライフハックをキーワードにして,研究者や大学教員として成功する術が綴られています.中を開くと,著者と編集担当者の方が,丁寧に文面や図表のレイアウトを作り込まれたことにも気付かされます.著者の先生は,学会の中でもプレゼンテーションや執筆に長けていることで知られており,いつも正確に分かりやすく伝えることと真摯に向き合っていることが推察されます.

 
 私たちの学部は,良質な歯科医師や大学教員の育成を主眼に据えています.良質の定義には,様々なことが含まれていますが,ひとつには 患者さんや学生さんへ正確に分かりやすく伝えることがあると考えています.そういう観点から,本日戴いた著書は,正確に分かりやすく伝える文章や資料を作成するうえの良きテキストにもなると思います.

 
 丁度,私自身も初心に返り正確に分かりやすく伝えるための書籍(↓)を精読しています.次年度授業のシラバスや講義プリントでは,到達して欲しい授業目標や重要箇所を正確に分かりやすく伝えたいと思います.

20141210

No_464 H26基礎科学演習:第十日目

 学生さんが,オリジナル課題を設定する『基礎科学演習』の2回目となります.
 今回もユニークな実験材料が登場です(↓).コレを煮込んだ上清画分を使用する計画です.

 
 つづいて,別グループの実験材料です(↓).実験開始前に指導ライターの先生へ計画説明をしていますので,「調理実習」ではなく きちんと「実験」として成立する内容になっています.

 
 さらに,演習前半に学んだ基本実験を上手に組合わせて,作業を進めます.学生さんが自主的に課題を進める本演習では,「国家試験の対策にだけ追われる,目に輝きの無い」学生さんの姿はありません.実験室には,自分のアイデアを楽しく具現化する意欲的な学生さん達の元気な声が,明るく響き渡っています.
 次回の演習も,やはり大変楽しみです.

2014128

No_463 感染症の流行状況について

 国立感染症研究所が公表している「感染症発生動向調査 感染症週報」によりますと,インフルエンザの流行期に入りました.また,同じくカゼ症状を示すRSウイルスも,乳幼児を中心に患者数を増やしています.
 

 
 さらには,ノロウイルスによる食中毒も増えつつあります.食中毒は,夏場に多いと考えているかもしれませんが,実は冬季に一番多く報告されています.その主要な原因病原体が,ノロウイルスです.そして その理由は,ウイルスの感染力の強さと除去の困難さに有ります.
 

  
 MIDの授業でも話しましたが,次亜塩素酸ナトリウム水溶液(市販名ハイター等を薄めたもの)で汚染箇所を刷掃することが肝要です.
 
 その他にも,MIDの主たる研究テーマである溶レン菌の冬季流行も始まっています.十分にご注意ください.

2014125

No_462 2014年,新潟市内の初雪

 論文抄読会を朝から行っていると,新潟大学医歯学系キャンパス周辺でも初雪が観察されました.

 
 抄読会を終え,昼前の定例清掃を終える頃には,わずかばかりの積雪も溶けてしまいました.県外の皆さんが想像する新潟とは異なり,市内は殆ど雪は積りません.むしろ,初冬の強風に驚くかと思います.