2013年2月21日
"仮"実験室の完成!
昨晩に実験台の電設工事が終わりましたので,実験機器を配置し,試薬類を棚に整理しました.ここに至るまでには,歯学部長や事務室の皆さんに大変お世話になりました.
自分自身が作業する実験台周りは,異動前とよく似たレイアウトになりました.他の実験台については,RNA実験エリアのみをセットアップしました.残りのスペースは,新スタッフのセンスに期待し任せようと考えています.
別の部屋には,DNA・タンパク実験の中でも操作時間が短く,かつ反応時間が長い機器をレイアウトしました.こちらでは,調整した反応液を機械にセットするか,器具を滅菌するか,長期保存の冷凍サンプルを管理することがメインとなります.
自分の研究室を立ち上げると,前任者の機器廃棄から始まり,資金の調達,什器・機器の選定・購入,設置工事,そして完成(!)までには,多くの時間とお金を要することが実感できました.お蔭さまで,大学院時代からお世話になっていた大阪大学BAC研究室の有難さも痛感できました.
3年後の"本"実験室については,新スタッフ達と夢のある設計ができると楽しみにしています.
2013年2月19日
刈羽小学校からの手紙(子どもと社会の架け橋となるポータルサイトより)
過日に「出張授業」で訪ねた刈羽小学校の6年生の皆さんから,お手紙を頂きました.熱心に聴講してくれたことが伝わる感想や,授業を聴いて考えた将来の夢を楽しく読ませてもらいました.
大学生向けの「免疫学」授業スライドも数枚ほど組合わせて授業してみたのですが,しっかりと理解して記憶に留めてくれていたことに驚きました.
刈羽小学校の児童の皆さんの「気持ちのこもった手紙」,「真直ぐな好奇心に溢れた感想文」は,新潟に赴任してから現在までの「一番の宝物」になりました.
刈羽小6年の皆さん,ありがとうございました.
2013年2月17日
P2A実験室
大阪大学大学院歯学研究科の設備更新されたP2A実験室です.ディスポーザブルのケージに対応した 専用の飼育ラックシステムが完備されています.
飼育ラックの側面には,飼育ケージ内の空気圧を陽陰にコントロールする最新式の操作パネルが備わっています.そして,HEPAフィルターを介してクリーンかつ安全に空気が交換されます.
下は感染実験室です.陰圧にコントロールされた飼育ラックが備わっています.
これらの設備があるため,安全にP2Aおよび感染実験の実施が可能となっています.将来的には,MIDにも導入したい設備です.
2013年2月16日
新潟から大阪へ
今朝の新潟市内は曇りでしたが、新潟空港は積雪と凍結で滑走路閉鎖となっていました。大阪行きの便は、3時間40分遅れの搭乗で、その後も機上に積もる雪を溶かししながらの離陸でした。
大阪も珍しく粉雪が舞っていましたが、すぐに快晴となりました。
久しぶりの大阪大学歯学部も、新潟大学歯学部と同様に改装中でした。
2013年2月15日
刈羽村へ
2月13日に,新潟県刈羽村へ出張いたしました.
ほとんど積雪の無い新潟市内とは異なり,風雪は厳しいですが,美しい景色に満ちていました.また,夏になるとイルカを間近で観ることもできるそうです.
さらに,刈羽村では様々な農産物も栽培され,特産品を活かした美味しいお菓子等もあります.
2013年2月15日
小学校の出張授業(子どもと社会の架け橋となるポータルサイトより)
「新潟県刈羽村立刈羽小学校」で,6年生を対象とした授業を行いました.
清掃の行き届いた綺麗な校内では,昼休みということもあり,子ども達の元気な声が響いていました.まずは,懐かしい「給食」をいただきました.地元のお米や野菜を使ったメニューは,たいへん美味しく「おかわり」を求めたい程でした.
午後からの授業では,研究者や歯科医師の「仕事の内容」・「仕事の魅力」・「仕事の苦労」などを説明しました.医師や研究者を志望する生徒が複数名いることもあり,大学生以上に活発な質問が飛び出しました.鋭い発言に驚かされながら,充実した楽しい時間を過ごしました.この中から,新潟大学の進学を目指す子どもが出てくれることを強く望みながら,授業を終えました.
授業後は刈羽小学校の先生から,新潟県の小中学校の教育などについて幅広く教えて頂きました.新潟大学で授業を進める際,あるいは向学心に溢れる受験生を獲得するための様々な示唆を受けた出張でした.
本授業に際しまして,準備と運営を行って下さった刈羽小学校の先生に深謝申し上げます.そして,6年生の皆さん,6年後に新潟大学でお会いしましょう.
2013年2月14日
実験台の設置
念願の実験台が納品されました(組立て工事中↓).新潟市内には、実験台の製作工場が集まっているため、丁寧かつリーズナブル価格のフルオーダーが可能です.
設置工事の都合上,中央実験台の電気工事は繰越となりました.
次週以降は,全ての実験台に電気が通り、フル稼働できそうです(試薬棚の支柱に配置した大量のコンセント口が,ウエット実験でも安全なこだわりの設計です↓).
2013年2月11日
基礎科学演習の課題ホームページ公開(歯学科二年生)
2012年度「基礎科学演習」の最終課題は,HP作成でした.MID専攻学生さんが,それぞれの「体験レポート・感想」を完成させました(写真右下の青文字のリンクからどうぞ).
次年度の「基礎科学演習」で科目選択をする歯学科1年生の皆さんは,是非とも先輩の生の声を閲覧して欲しいと思います.総括として,本年度は全員が非常に達成度の高い学生さん達だったと思います.
最後の最後は、専攻学生さん全員が出席しての楽しい「打上げ会」でした.
2013年2月6日
基礎科学演習 十五日目(歯学科二年生)
昨年の10月3日から始まった「基礎科学演習」も最終日を迎えました.「教えてもらうこと」に慣れていた学生さんにとって,「自主的に学修する」本演習は戸惑うことも多かったと思います.
その中で,実験やプレゼンテーション演習を楽しみながら取り組む様子が印象的でした.
7名のMID専攻学生それぞれが作成した「体験レポート・感想」は,本ホームページにて近日公開予定です.
2013年2月6日
安全キャビネット
MIDに「安全キャビネット」が設置されました.移転前のラボは大型設備の搬入が困難であったため,赴任して半年間は「安全キャビネット」の導入を見送っていました.ラボの仮移転に伴い,大型設備の搬入も可能となったため,P2レベルの組換え遺伝子実験には必須の「安全キャビネット」を購入いたしました.
次は,P2レベルの施設申請を行い,そして組換え遺伝子実験計画の審査を受けます.前職時に組換え遺伝子実験の管理の仕事を手伝わせて頂いていたため,煩雑な手続きや法令に戸惑うこと無く作業を進めることができています.様々なことにトライさせてもらえた前大学の研究室を有難く感じています.
最後になりましたが,「安全キャビネット」の購入と設置に際して,ご尽力くださった新潟大学歯学部事務室・機器メーカー・販売会社の担当者さまに深謝申し上げます.
2013年2月5日
学部の改修工事
新潟大学 大学院医歯学総合研究科では,改修工事へ向けて移転作業が一段落し,古い建物や設備の取り壊しが始まっています.
病院患者さんや周辺環境への影響を考え,騒音や粉塵・ごみが最小となるような工法で作業が進められています.
歯学部内の解体も始まり,内部通路も変更されています.ご来校の際にはルートで迷うこともあるかと思いますので,訪問先への事前問合せをお勧めいたします.
2013年1月31日
基礎科学演習 十四日目(歯学科二年生)
平成24年度基礎科学演習の成果発表会を行いました.MID配属の7人全員が,クオリティの高い,そして楽しいプレゼンテーションを披露してくれました.
各自がしっかりとした実験仮説を立案し,オリジナリティ溢れる手法で実験を進めた内容に,他大学から実習サポートに招いた先生も感心されていました.
本演習のテーマとした『研究を楽しむ』・『高校までの「学習」から,自主的な「学修」へシフトする』・『学生相互間で教え合い,そして学び合う』が全て達成できたと思います.発表会の質疑の際に,更なる課題や問題点を発見した学生さんは,課外時間の発展的な研究にもトライして下さい.