2012年11月7日
西日本化学療法学会・中日本/西日本感染症学会 三学会合同集会(レポート)
福岡市で開催の三学会合同集会において,メインシンポジウム「感染症・化学療法のパラダイムシフト」の講演を行ってきました.会場は,天神の中心にある立派な「アクロス福岡」です.新しく始動したMIDの研究内容を紹介してきました.
講演後には,フロアでも様々な先生から声を掛けて頂きました.その中の名古屋大学医学部病院の先生とは,新たな共同研究を開始することになりました.臨床の先生中心の学会で発表することは,基礎研究の立ち位置を再確認する良い契機になります.私たちの研究課題が,臨床の先生方にも興味を持って頂ける内容であったことと,臨床現場に寄与できる可能性を得たことを嬉しく感じました.
今回の感染症学会は,化学療法学会との合同開催であったため,抗微生物療法の最新動向もしっかりと学ぶことが出来ました.また,学会運営会社の責任者の方が,旧知の人でした.新しい先生との出会いや,昔の知人と様々な思い出話をする機会にも恵まれた良い学会でした.
招待して頂いた主催の先生方・事務局の皆様に,御礼申し上げます.
2012年11月3日
学内の共同研究2
小児歯科からの大学院生さんを介して,小児歯科の先生方と共同を実験を始めてます.診療が終了してから実験を開始するため、夜遅くなることもありますが、実験条件や試薬を比較検討しながら,皆で最適の方法を模索していきます.
笑い溢れる楽しい討論の中で,手元に無い試薬を使いたいというアイデアが出てきました.新潟大学には,研究に対する理解と情熱のある先生がたくさんいます.新任の私たちにも門戸を開いて下さり,様々な先生が急に必要となった試薬を準備して下さいました.
お蔭さまで,少しずつ実験系が構築されてきました.
超域研究ならびに歯周診断科の皆さん,夜分にも関わらず ご助力をありがとうございました.
このように,様々な人との交流を拡げながら,新しい実験を議論しながら試行錯誤し,その結果を皆の目で観察できるのが共同研究の醍醐味です.大学院進学を検討している学生さんは,一度 体験に来ませんか?
2012年11月1日
西日本化学療法学会・中日本/西日本感染症学会 三学会合同集会(更新)
2012年11月5〜7日の日程で,「第60回日本化学療法西日本支部総会」「第55回日本感染症学会中日本地方会学術集会」「第82回日本感染症学会西日本地方会学術集会」の三学会合同集会が開催されます
11月6日午前のシンポジウムにて,「細菌の感染制御に向けた次世代の基礎的研究展開」の題目で講演いたします.開設して間もない当MID研究室を広く紹介できる貴重な機会ですので,万全の準備で臨みたいと思います.招待していただいた大会長の先生方に厚く御礼を申し上げます.
2012年10月31日
基礎科学演習 第五日目(歯学科二年生)
今日の演習では,様々な口腔レンサ球菌の性状解析実験の結果観察から始めました.う蝕(=むし歯)原性細菌と非う蝕原性細菌の性状相違を各種培地を用いて比較しました.試験管を口腔に見立てた実験を行うことによって,う蝕原性細菌がどのような機序でう蝕を発生させるかを理解してくれたように思います.
そして,MID配属の学生さん全員が,楽しく有意義に本演習を受講していたように感じました.
次週以降は,学生さん自身の口腔から,う蝕原性細菌を分離する実験を行います.その方法や準備する試薬は,各自に考えてもらいます(↓初めての画線培養で,培地を掘り下げたのも良い思い出になるでしょう).
MID分野の基礎科学演習では,意欲のある学生さんほど数多くの実験経験を積んでもらうことが可能です.歯学科1年生で当分野に興味を抱いた学生さんは,次年度の分野選択前に見学や質問に来て下さい.
本日の演習の最後も,学生さんと楽しい意見交換や「特別講義」で終えました.
2012年10月29日
短期留学生(モロッコ王国より)
本日から,モロッコ王国の先生がMIDに短期留学で滞在します.暫くの間,当ラボで様々な実験手技を学んでもらう予定です.初日は,明日以降の実験準備を行い,研究テーマのプレゼンテーションをしてもらいました.
その後は,PC電源のアダプターや短期滞在用グッズを購入するために,新潟市内を案内しました.歯学部の先生だけあって,日本オリジナルの歯科グッズコーナーでは興味津々でした.
最後に,今週のランチメニューを相談して終了しました.日本での短期留学が実りある,そして楽しいものになるよう務めるつもりです.フランス語に興味がある学部学生さんは,MIDへ遊びに来て下さい.
2012年10月28日
第2回新潟大学医歯学祭(レポート 歯学部企画)
10月27日(土)〜28日(日)に,「新潟大学医歯学祭」が開催されました.
初めて参加しましたが,活気溢れるキャンパスの様子に驚かされました.医歯学部の各クラブの模擬店では,学祭定番メニューのほか,学生さんのアイデアメニューの「たません」などが魅力的でした.
歯学部の体験コーナーでは,歯学科3年生が中心となり,微生物学・生理学・理工学・解剖学を分かり易く楽しませていました.
講義と実習で学んだ知識と経験を活かして、上手に説明する姿に感心させられました.体験に訪れた学生さんや子ども達は,皆さん満足そうでした.
2012年10月28日
第2回新潟大学医歯学祭(レポート 海の生物楽1)
医歯学部の共同企画の「海の生物楽と環境教室」は,今回の企画で一番印象的でした.
「海洋生物楽」の第一人者の林正道先生が,大学駐車場に急設したプールで,水中エコロボット(海辺で集めたペットボトルゴミや傘ゴミで作製したラジコンロボット)のデモンストレーションを行いながら,海洋生物の魅力や環境問題を楽しく解説してくれました.
プール設営時には,数々のハプニングも生じましたが,学生さんの力でトラブルを乗り越えていきました.授業で教えていた学生さん達が,とても頼もしく思えました.
2012年10月28日
第2回新潟大学医歯学祭(レポート 海の生物楽2)
笑いが溢れる林先生のプレゼンテーションの中には,医歯学生に向けた患者さんの心のケアの重要性を訴える内容も含まれており,本当に素晴らしい企画でした.
医歯学部の学生さん,準備から片付けまでお疲れ様でした.
プールの水は,学生さんのバケツリレーで満たしていました.そして,プールの水抜きは,もっと大変…
スタッフの暖かい気持ちが伝わるプールです(記事とリンクは,林先生の許可を得て掲載しています).
2012年10月25日
基礎科学演習 第四日目(歯学科二年生)
今回の演習から,実習帳を配布しません.学生各自が教員の説明をメモして実験を進めます.歯学部の臨床実習や大学院での研究活動では,指導教員の説明を適確にメモする能力が求められます.MID配属の学生さんには,メモする力も高めてもらおうと計画しています.
先週に作製した材料を元に,実験を進めていきます.来週は今回の結果観察から,それぞれの考察を全員でディスカッションし,さらに次のステップへと展開していく予定です.活発な討議を期待しています.
次回に使用する寒天平板培地も作製しました.初めての作業であったため,ユニークな仕上がりの培地もあったようです.演習の最後は,学生さんと様々な話題で楽しい意見交換を行いました.
風邪等が流行っているようです.病気欠席する場合は,上の「問合せ」ボタンからメール連絡をして下さい.
2012年10月24日
第2回新潟大学医歯学祭(案内)
新潟大学には,文系や理工農の五十嵐キャンパスと医歯系の旭町キャンパスがあります.医歯系の旭町では,10月27日(土)〜28日(日)に「新潟大学医歯学祭」が開催されます.
企画・準備・運営の全てを医歯系の学生さんが行うイベントで,講義で教えている学生さんも実行委員として名前を連ねています.私たち教員は,機器貸与等の最小限度の手伝いを求められているだけです.
地域の皆さんに医療系の情報を発信する企画から,学祭らしいライブやゲーム大会や模擬店の出し物,近隣小学校での子どもサッカー大会まで,バランスの取れた幅広い内容となっています.
配布中のパンフレットも,近隣の皆様からのご援助もあって非常に充実しています.興味を抱いた方,新潟大学歯学部や大学院受験を考えている皆さんは,ご来場ください.
2012年10月23日
学内の共同実験1
臨床分野から来ている大学院生を介して,臨床の研究室と共同実験が始まりました.当分野で学んだ手技を活かして,臨床の母教室で新しい実験系を確立すべく頑張ってくれています.
大学院生さんの当面の課題は,朝から夕方までの診療と実験の両立でしょうか.本日も終日の全身麻酔症例の合間を縫って,細胞培養に励んでいます.
2012年10月22日
米国から
大阪大学時代に指導をしていた研究員の先生から,カリフォルニア大学サンディエゴ校やその他の写真を戴きました.研究面で成果を挙げているだけでなく,海外の生活も楽しんでいるようで安心しました.