2012年10月17日
基礎科学演習 第三日目(歯学科二年生)
今回から,歯学科二年生の基礎科学演習は,実験を主体にして進めました.本演習で一番大切なことは,サイエンスの楽しさを感じ取ることです.
はじめに,培地類を作製しましたが,初めて触れる実験試薬や精密天秤,オートクレーブ等と熱心に向き合っていました.実験操作に習熟するだけでなく,理論もしっかりと吸収して欲しいと思います.
想定よりも早く進捗したため,自分の手指や身の回り品に存在する細菌を調べる実習も追加しました.次回の観察を楽しみにして下さい.なお,結果を早く知りたい学生さんは,18日(木)以降にMID研究室を訪ねて下さい.
2012年10月10日
基礎科学演習 第二日目(歯学科二年生)
歯学科二年生の学生演習二回目は,初回課題を口頭発表するプレゼンテーション演習を行いました.発表形式は,学生個々の選択に任せました.PCのパワーポイントを作成してきた学生さん,説明プリントをを印刷してきた学生さん,さらには「紙しばい」を準備してきた学生さんとバリエーションに富んでいました.
教員サイドの予想を越えるしっかりとした資料を持ち寄ってくれたことが好印象でした.一方で,口頭発表については,初めての経験であったこともあり,準備した原稿を朗読するスタイルが多く見られました.
発表後の相互討論では,ディスカッションをリードする学生さんも現れ,本演習中での飛躍に期待感を覚えました.また,それぞれの発表に関する修正点や,向上のポイントを指摘し合うこともできており,将来の指導者としての資質も伺えました.
次週からは,実験を主とした実習が暫く続きます.MID配属の二年次学生さんは,白衣を着用のうえ 毎水曜日13時に医局へ集合して下さい.
尚,今回の演習結果を踏まえた「第二回プレゼンテーション演習」は,12月12日(水)を仮予定しています.
2012年10月3日
基礎科学演習 第一日目(歯学科二年生)
本日より,歯学科二年次の「基礎科学演習」が始まりました.実習初日ということもあり,MIDを選択した学生さんたちの緊張した面持ちが印象的でした.
オリエンテーションでも説明しましたが,本演習を通じて実験だけでなく,積極的な討論ができる学生に成長して欲しいと願っています.
今回は,顕微鏡観察の課題とプレゼンテーションの課題を与えました.次週までに,課題と主体的に取り組んで,「学修」の成果を報告して下さい.また,さまざまな疑問や好奇心を私たち教員に投げかけて欲しいと思います.
10月3日の課題に関する質問があれば,7階のMID研究室を訪ねるか,メールを送信して下さい.
2012年10月2日
受験生の皆さんへ(新潟大学歯学部)
今週から,センター試験の出願が始まりました.新潟大学歯学部では,3種類の入学試験を実施しています.本学の進学を志望している受験生の方は,下記リンクの入試案内を参照して下さい.
本HPでは,新潟大学歯学部を志望する県外受験生向けに,新潟情報も発信していきたいと思います.
大阪大学歯学部での出張から新潟へ戻ってみると,今年の新米が店頭に並んでいました.新潟は云わずと知れた国内有数のコメの生産地です.他府県から異動して驚くのは,ご飯の美味しさです.県外から,新潟大学や大学院を志望する学生さんは,食の豊かさに感嘆すると思います.
そして新潟大学は,空港や新幹線までのアクセスも良く,また自動車での移動も便利なエリアに立地していて,各方面へのアクセスも行いやすいと思います.
学業面だけでなく,生活面での質問も受け付けていますので,メールで問合せて下さい.
2012年10月1日
大学院一年生
9月から,MIDにも大学院の学生さんが加わっています.一般的に歯学部の学部教育では,生物学の基礎実験はあまり行われません.そのため,多くの大学院歯学研究科では,マイクロピペットや精密天秤の使い方から教える必要があります.
しかしながら,新潟大学出身の大学院生さんは,基礎科学演習や学部の基礎実習の経験があるため,基本的な器具の使用を理解しているようです.
それでも,分野ごとに特徴のある機器を使用するため,最初はマンツーマンで指導を行っていきます.
MIDの大学院や学部の基礎科学演習では,微生物学・感染症学に関する知識がなくても,個人の習熟度を見て段階を追って指導をしていきます.
2012年9月24日
劇症型溶血性レンサ球菌感染症(国立感染症研究所 月報IASRより)
国立感染症研究所の月別レポートによると,「人喰いバクテリア」と呼称される病態の「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」が,1992年のわが国での集計開始以来,過去最高ペースで報告されています.
私たちは,大阪大学大学院歯学研究科と連携して,溶血性レンサ球菌(= 溶連菌,A群レンサ球菌)の研究を推進しています.これまでに,様々な研究成果を学会や専門誌で発表してきましたが,今後は広く一般の皆さんにもセミナー等で分かりやすく説明をしていきたいと考えています.
また,ともにA群レンサ球菌の研究に取り組みたいと考える大学院生を募集しています.それぞれ,ホームページ右上のフォームからコンタクトを受け付けています.
研究成果の概略は,本ホームページ上段の緑色タブ「研究内容」の「研究内容-3」を参照ください.
上述の国立感染症研究所では,「感染症のサーベイランス業務と感染症情報の収集・解析・提供」を標榜しています.そして,様々な患者発生状況を週報IDWRと月報IASRとして,私たち国民に発信してくれています.
歯学部の学生さんは,医療従事者を目指す立場から,これらの情報を積極的に入手するよう心がけて欲しいと思います.
2012年9月20日
基礎科学演習(歯学科二年生)
新潟大学歯学部では,10月3日(水)から「基礎科学演習」が始まります.
微生物感染症学分野(MID)に配属が決まっている二年次学生さんは,筆記用具を準備してMIDの研究室に集合して下さい.場所は歯学部C棟7階で,集合時刻は13時です.
初回は,実習に臨むためのオリエンテーションを行います.
2回目以降は白衣を着用し,筆記用具以外の私物をロッカーに保管してから集合して下さい.
歯学研究・微生物感染症学研究に関する「疑問」や「好奇心」を携えて来てくれると,なお素晴らしいです.
実習に先立ち,質問などがある学生さんは,本サイト右上のフォームから問合せて下さい.
2012年9月18日
試験のお知らせ(口腔生命福祉学科二年生)
口腔生命福祉学科二年生の皆さんへ
既に連絡を行っている通り,9月19日(水)に『疾病とその病態』試験を実施いたします(午前10時から・組織病理実習室).試験範囲に関して,本日に受けた質問と返答を以下に記します.
「微生物感染症学分野」の試験範囲は,以下の講義部分に相当します.
「新潟大学歯学部 2012年度専門科目シラバス」 p34参照のこと
・病原細菌とその特徴
・歯科診療で重要なウイルス感染症
・免疫学
※「細菌学実習」については,試験範囲に含めません.
※教科書は,「歯科衛生士教本 微生物学」全国歯科衛生士教育協議会 監修,医歯薬出版です.
講義期間が終了しても,質問には対応いたします.「国家試験対策講義」についても,参加希望者を募ってリクエストして下さい.
2012年9月18日
第54回歯科基礎医学会学術大会を終えて
福島県郡山市の奥羽大学キャンパスにて,「第54回歯科基礎医学会学術大会・総会」が行われました.
開催日の2012年9月14〜16日は天候にも恵まれ,当分野が参加する微生物部門は,例年以上の参加大学数で賑わっていました.口頭発表の会場は,全室満席で立ち見が出るほどでした.各口演後の討議も活発かつ活気に満ちていました.素晴らしい会を催していただいた,会頭ならびに開催スタッフに感謝申し上げます.
次年度の歯科基礎医学会学術大会は,岡山大学の主幹により開催されます.例年のプログラムに準じれば,学部学生のポスター発表部門も開かれると推察されます.研究ならびに学会発表にチャレンジしてみたい学生さんは,MIDの研究室まで(C棟の7階です).
2012年9月14日
試験結果について(歯学科三年生)
2012年9月11日
新潟大学大学院医歯学総合研究科(歯学系)の入学試験
平成25年4月入学の大学院入試は,以下の日程で実施されます(平成24年9月11日時点).
試験日その1:平成24年12月13日(木)
資格審査申請期限:平成24年10月25日(木)【必着】
出願期間:平成24年11月12日(月)〜11月15日(木)【必着】
合格発表:平成25年1月11日(金)
入学手続:平成25年2月27日(水)〜3月1日(金)
試験日その2:平成25年2月7日(木)
資格審査申請期限:平成24年12月20日(木)【必着】
出願期間:平成25年1月15日(火)〜1月17日(木) 【必着】
合格発表:平成25年3月14日(木)
入学手続:平成25年3月25日(月)〜3月26日(火)
入学志願の方は歯学部事務室学務係より,「学生募集要項(出願書類を含む)」を入手してください.また,選抜方法(学力検査科目など)の詳細につきましても,歯学系の事務室学務係まで問合せください.
2012年9月7日
歯学部講義に関する質問(歯学科三年・口腔生命福祉学科二年)
本日,歯学科三年生の「免疫学」と「細菌学」の総復習講義を実施しました.また,9月4日には,口腔生命福祉学科二年生の「疾病とその病態」の最終講義を行いました.
毎回のことですが,熱心な授業態度と真摯に学ぶ姿勢のおかげで,講義意欲も高まります.
講義に出席できなかった学生さんや,質問のある人は7階研究室を訪ねるか,本サイト上段の問合せフォームから質問して下さい.
授業期間が終了しても,質問や補講の希望には随時応えていきます.次年度以降の「CBT試験対策講義」や「国家試験対策講義」も遠慮なくリクエストして下さい.