感染免疫現象のバイオイメージング解析
現在の細菌学研究は細分化が進み、生化学的細菌学と免疫学と分子生物学等のそれぞれの領域で個々に発展を遂げています。一方で,感染症全体を把握するための幅広い研究は、ほとんど見受けられません。その結果として、分子レベルの所見だけが断片的に蓄積しているのが現状ではないかと推察しています。本研究テーマでは,高解像度のイメージング機器を用いて、免疫細胞と細菌の相互作用を個体対個体レベルで、あるいは一分子レベルでリアルタイムに解析することを目指しています。当該研究テーマでは、感染症研究において総括的研究のひとつのモデルを構築したいと考え、生体分子計測研究所との共同研究で実施しています。
→ 新しい免疫系の探索と感染防御機構としての応用研究
→ 遺伝子組換え技術を用いた万能免疫グロブリンの設計と構築